読書
盲目的な「セキュリティ」の大合唱が、さらに不安を掻き立て、高度なセキュリティへの要望を人々の心に植え付ける。根本的には、そのことに対する疑いがこの本である。それはわかるのだが、内容はほとんどが現在の事例の羅列。例えばこんな感じで…。第一章で…
上(ISBN:406273995X) 下(ISBN:4062739968)「反推理小説」という筆者の問題意識が、これだけの作品に仕上がったのだと思う。この小説の設定である昭和29年から30年にかけては、近年になく災害や大きな交通事故が多く、殺人事件も多かったようで、著者…
出刊されて間もなく読んだものの再読です。 改めて読んで思ったのは、どこに焦点を絞って読んだらいいのかが難しいなぁということだった。ちゃんと一つずつ追いかけないと、結局筆者が一番力点を置いていたポイントが見えなくなりそう(という今も、よくわか…